「アスパラガス」
●特徴
南ヨーロッパ原産のアスパラガスは、江戸時代に日本に伝わりました。
アスパラガスには緑色のものと、おもに缶詰で売られている白いものがありますが、日光に当てないで栽培・収穫したものがホワイトアスパラガスです。
一年中入手でき、しかも簡単な調理でおいしく食べられることから、さまざまな料理で使われています。
購入時は、緑色の濃い、穂先の締まった太さが均一のものを選びましょう。切り口がみずみずしいものは新鮮です。
保存する時は、水分が蒸散しないようにラップなどで包んで冷蔵庫にたてて保存します。長期間保存する場合は、ゆでた後に水気をよくとり、ラップなどに包んで冷凍庫で保管します。
●主な栄養成分(食材100g当たり)
ビタミンA、C、B群、E、カリウム、カルシウム、亜鉛、鉄分などを豊富に含有していることから、アスパラガスは病気に対する抵抗力を高める効果があると言われています。ホワイトアスパラガスよりも、日光を浴びているグリーンアスパラガスの方が、栄養価は格段に高くなっています。
アスパラガスに含まれる、アスパラギン酸は、新陳代謝を促進することから、疲労回復や美肌に効果があります。
穂先の部分に含まれるルチンは、高血圧や動脈硬化の予防に優れています。
他の野菜と比べて多く含んでいる葉酸が、赤血球を作るのに必要なことから、貧血にも有効だと言われおり、女性にとって、とてもお得な野菜と言えます。
【栄養価】食材100gあたり(生)
・たんぱく質 2.6g
・脂質 0.2g
・炭水化物 3.9g
・カリウム 270mg
・鉄 0.7mg
・ビタミンA 31μgRE
・ビタミンB1 0.14mg
・ビタミンB2 0.15mg
・ビタミンC 15mg
・食物繊維 1.8g
参考)食材図典、日本食品辞典、5訂日本食品標準成分表、食材図鑑

根元は固くて捨ててしまう、という方が多いと思いますが、固い皮をしっかりとって茹でたら食べられますよ。