「きのこ類(しいたけ)」
●特徴
しいたけは、元は日本の山に自生したきのこの一つで、椎の木に多く自生することから「椎茸」という名前がつきました。1600年代に栽培が始められ、現在最も栽培量の多いきのこです。近年は菌床栽培が盛んですが、おいしさ重視の原木栽培も行われています。
しいたけの選び方は、カサが肉厚であまり開かず、裏が白くひだがはっきりしたものが新鮮です。しいたけはカサを上にすると旨味成分が落ちて黒ずむので、ひだを上にしてパックのまま冷蔵庫で保管しましょう。日持ちはしないので、多い時は干したり冷凍するとよいです。
乾燥しいたけの保存は、密封できる容器に乾燥剤を入れて湿気を防ぎ、天気の良い日に天日干しするとよいでしょう。
●主な栄養成分(食材100g当たり)
きのこ類は食物繊維が多く低カロリーのため、ダイエットや便秘解消にも効果的です。
しいたけはビタミンB1、B2が野菜類の約2倍多く含まれています。高血圧予防に効果のあるカリウム、亜鉛、鉄などミネラル成分もバランスよく含まれていますが、ビタミンAはまったく、ビタミンCはほとんど含まれていません。
また、しいたけには血中のコレステロール値を下げるエリデタニンや、抗ガン作用があるレンチナン、太陽光に当たるとビタミンDに変わるエルゴステリンという成分が含まれています。カルシウムの吸収を助け、骨や歯を丈夫にするビタミンDは、乾燥しいたけのほうが多いですが、生しいたけを食べても日光に当たると体内でビタミンDに変換されます。
【栄養価】食材100gあたり(生)
・たんぱく質 3.0g
・脂質 0.4g
・炭水化物 4.9g
・カリウム 280mg
・鉄 0.3mg
・亜鉛 0.4mg
・ビタミンB1 0.10mg
・ビタミンB2 0.19mg
・ビタミンC 10mg
・食物繊維 3.5g
参考)食材図典、日本食品辞典、5訂日本食品標準成分表、食材図鑑
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