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上関海峡を歩くコース 《やまぐち健幸アプリ:リアルウォークコース》 (上関町)

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上関海峡を歩くコース 《やまぐち健幸アプリ:リアルウォークコース》 (上関町)    取材日:2024年4月28日

■知っ得情報!
 ・駐車場: 道の駅 上関海峡
 ・トイレ: 道の駅 上関海峡
 ・所在地 : 熊毛郡上関町大字室津904-15
 ・距離: 往復約3.0km
 

 山口県公式ウォーキングアプリ やまぐち健幸アプリの「リアルウォークコース」をご存じですか?
 リアルウォークコース機能は、スマートフォンの位置情報機能を活用し、県内に設定された各コースのチェックポイントを、実際に歩いてクリアしながらコース制覇を目指す機能です。コースを制覇すると、ポイントが付与されます。
 現在14コースが提供されていますが、その中から、今回は上関町の「上関海峡を歩くコース」を歩きました。

やまぐち健幸アプリについてはこちらから

 

   
 

 

●やまぐち健幸アプリ リアルウォークコース●

 最初のチェックポイントでもある「道の駅 上関海峡」の駐車場に車をとめて、あらかじめスマートフォンの「位置情報機能」を使用できる状態にしました。この機能は各チェックポイントの通過確認(チェックイン)に必要なため、歩き始める前に使えるようにしておきます。

 次にやまぐち健幸アプリを起動します。
 リアルウォークコースは、画面下のメニューから[イベント]→[リアルウォークコース]の順で選択します。表示されるコース一覧から「上関海峡を歩くコース」を選択して、ウォーキングスタートです!
 

 

●チェックポイント① 道の駅 上関海峡●

 すでに1つ目のチェックポイント「道の駅 上関海峡」のチェックインができる状態になっていました。チェックポイント付近に到着すると、アプリ画面の[チェックイン]がタッチできるようになります。タッチ後、表示が[チェック済み]に変われば操作は完了です。

 1つ目のチェックインができたところで、道の駅駐車場に設置されている「上関町総合案内図」で、これから歩くルートを確認しました。
 

 

●チェックポイント② 四階楼(しかいろう)●

 案内板の前でふと視線を右に向けると、特徴のある建物が・・・。次のポイントである四階楼は、道の駅から見えるところにありました。
 横断歩道を渡り、四階楼に向かいます。
 四階楼は明治時代に建てられた、その名のとおり四階建ての疑洋風木造建築です。当時は廻船問屋の店舗兼供応用の建物として利用され、国の重要文化財に指定されています。洋風の佇まいと、たくさん並んだ小窓や外壁のモダンな装飾で、すぐに気づくことができました。昇り龍や牡丹など、外壁に施された見事な鏝絵は必見です。四階の四方の窓にはステンドグラスが設置されているとのこと、日が差し込んだ時はさぞ美しいことでしょう。
 
 
     
 四階楼の横に上関町郷土史学習館が付設されていたのですが、訪れた時間が遅かったため入館時間に間に合わず、残念でした。
 忘れずにアプリでチェックイン!

 

●チェックポイント③ 吉田松陰詩碑●

 次のチェックポイントに向かうため、四階楼を背に左方向へ歩き出しました。ここからは歩道がないため、車に気をつけながら歩きます。
 
    左側に藤の花が綺麗に咲いていました。
     
 しばらく歩くと上関大橋が見えました。これから歩くルートでもある橋なのですが、高い位置に架けられているため、橋にたどり着くまでの道(多分上り坂)に一抹の不安がよぎりましたが、その予想は裏切られることなく、カーブを曲がった途端、道はゆるやかに上り始めました。この“ゆるやかな”坂がけっこう足にくるんですよね。
  わかりにくいと思いますが、結構な上り坂でした。 日帰り温泉施設「上関海峡温泉 鳩子の湯」の前を通りました。海の見える温泉として人気の施設のようです。
     
 橋を通り過ぎたあたりで振り返ると、室津灯台がよく見えました。灯台というと、高地にそびえ立っているのを見上げるイメージがありますが、この灯台は道路より下に設置されており、他所とは異なる景色が味わえますよ。サイズは小さめですが、美しい姿をしている灯台でした。
さらに先に進むと、サボテンが大量自生していて、アロエとサボテンのコラボレーションを見ることができます。   室津灯台が見えます。
     
 カーブを大きく曲がると、目的地の吉田松陰詩碑が見えました。ちょうど上関大橋のたもとに設置されています。
 長崎に来航したロシア船に吉田松陰が密航するため、九州に向かっていた途中故郷を思ってよんだ詩が刻まれていました。
 3つ目のポイント通過です。アプリでチェックイン!

●チェックポイント④ 上関大橋●

 次のチェックポイントである上関大橋を渡ります。せっかくなので、橋の中央でチェックイン!長い長い上り坂を頑張って歩いて、先ほどまで見上げていた橋に今立っている!という、ちょっとした達成感に浸りました。
 
     
 橋の歩道はけっこう狭いので、特に風が強い時などは注意が必要だと感じました。日傘や帽子をお使いの際は、飛ばされないように気をつけてくださいね。

 橋を渡り終えたところに展望台に通じる階段があったので行ってみました。
 展望台には「旧・砲台跡」の看板と、いくつかのベンチが設置されていました。看板の説明によると、ここが江戸末期に毛利藩が外敵からの防衛のため、設置した砲台跡だということです。確かに見晴らしのよい場所なので、最適な場所だったのでしょう。
 
 
     
 
  橋の反対側にも展望台があるようでした。  
     

●チェックポイント⑤ 住吉神社●

 しばらく海風にあたり、展望台を下りて気分新たに次のチェックポイントに向かいます。下り坂は勢いよく足も進みます。
 橋を渡った後も、歩道がないので車に注意しながら歩いてくださいね。
 
    帰りはこの坂を上ることになります。
 坂を下りきったところの右手に、目的地の住吉神社がありました。アプリでチェックイン!
 残るはあと1つのポイントのみ!旧上関番所を目指して、さらに海沿いの道を歩きました。
     
 
     

●チェックポイント⑥ 旧上関番所●

 道なりにしばらく歩くと、「御番所」という看板を発見!そのそばには「唐人橋跡」の案内板も設置されていました。
 唐人橋とは、江戸時代に朝鮮通信使訪日の際、上関港に上陸するため設置された仮設の桟橋なのだそうです。案内板の前を通って、旧上関番所を目指しました。
 
     
 坂を上っていくと、突き当たりに看板が設置されていました。この階段を上がればゴールです。
 
     
 この場所には高校があったようです。今は広場になっていて、奥に目を向けると最終目的地の旧上関番所が見えました。
 旧番所は、海の主要な港に設けられた役人の詰め所のことだそうです。設置されている案内板の説明で、この建物が元の場所から移転復元されたものであることがわかりました。旧上関番所跡地はもっと海に近いところにあったようです。
 最後のポイントに到着し、コースをクリアしたことの達成感と、ここからの眺めで疲れが和らいだ気がしました。
 忘れずにアプリでチェックイン!コース制覇したので、20ポイント獲得できました!
 

 少し休憩をしてから来た道を戻り、道の駅まで帰りました。
   

● 取 材 後 記●

 やまぐち健幸アプリのリアルウォークコースは、今回初めてのチャレンジだったので、総距離の短い「上関海峡を歩くコース」を選びました。
 チェックポイントに向かって歩き出す方向を、アプリの地図で確認することに最初は苦戦しましたが、徐々に慣れてスムーズに操作できるようになりました。画面上でチェックポイントの写真が確認できるのも、場所の特定にはとても重宝しました。

 次のポイントを探しながら歩くことは、まるで「宝探しゲーム」をしているように感じられ、思った以上に楽しみながらウォーキングできますよ!コース制覇した直後すぐに「次はどのコースを歩こうかな?」と考えてしまいました。

 「上関海峡を歩くコース」は、瀬戸内海航路の拠点・要衝として栄えた港町としての上関町の歴史を感じることができるコースでした。
 歩道がないところを歩く時間が長いので、このコースを歩く時はくれぐれも車などに気をつけるようお願いします。
 距離は短めですがアップダウンが多いので、ご自分のペースで景色を楽しみながら歩くことをお勧めします。水分補給をお忘れなく!


 
 ウォーキング中、アプリを操作することが多いですが、歩きながらスマートフォンを操作する「歩きスマホ」にならないようにご注意ください。アプリの操作をする時は、周囲に注意を払いながら安全を確保した上でお願いします。