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鹿野緑と清流の町めぐりコース(周南市)

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鹿野緑と清流の町めぐりコース(周南市)          取材日:2024年11月3日

■知っ得情報!
 ・駐車場: コアプラザかの
  *行事がある場合は利用できない事もあります
 ・トイレ: 有(コース内1箇所)
 ・所在地 : 周南市鹿野
 ・距離: 約3.8km
 

 当センター“けんこう散歩道”に掲載中の周南市“鹿野”地区を18年ぶりに当センター職員が歩きました。
 “コアプラザかの”をスタート・ゴールで、鹿野総合支所から漢陽寺に続く清流通りを目指します。
 この通りは、平成6年(1994年)に、整備されたとのこと。
 鹿野地区の中心部は台地になっていて、川が低い所を流れているため、昔は、水の利用に恵まれていなかった。江戸時代に漢陽寺の裏山に錦川水系の渋川の水を引くために トンネルが掘られ、鹿野の地を潤したそうです。トンネルは、「潮音洞(ちょうおんどう)」と呼ばれ、今も大切にされています。平成20年には潮音洞と清流通りは「平成の名水百選」に選ばれたそうです。

 

   
 周南市の国道2号線三田川交差点から国道315号線に入り、約30分車を走らせます。↑阿東、←徳地、→錦の道路標識のある交差点を右折すると、左手奥に「周南市コアプラザかの」の案内看板がありました。
 少し坂を上ると、左手に出発地点の「コアプラザかの」の建物が見えてきました。

 

●[A]地点小学校、中学校方面へ●

 「コアプラザかの」の正面には周南市鹿野観光案内の地図がありました。これから歩く場所を確認し出発です。
 小学校、中学校へ向かって右手に墓地を見ながら、最初は少し上ります。登り切ったところで、右手前方に完成間近(?)の鹿野総合支所の移転新築工事の現場がありました。校庭に沿って下って行き、学校正面入り口を道なりに進みます。

 

●[B]地点鹿野稲荷神社へ●


 学校の正門を背にして歩き、県道12号を横切り旧道まで出た所で、旧鹿野町の町木スギをあしらったマンホールの蓋を発見!
・・ここを左折し、のんびり旧道を歩いて行きます。
 5分くらい歩くと正面に、鹿野総合支所が見えてきました。右手奥、小高い山の中腹に鹿野稲荷神社の大鳥居が見える十字路を右折します。

 道なりに、少し歩くと左手に真行寺というお寺の山門があり、通り過ぎてすぐ、左手奥に稲荷神社の鳥居が見えました。
 稲荷神社に参拝し、総合支所へ続く道を下りました。
 下り切ると目の前に、岩崎想左衛門重友(いわさきそうざえもんしげとも)という方の像がありました。
 江戸時代前期に私費を投げうち、4年もの歳月をかけ、人々と共に、漢陽寺の裏山を約90mにわたり掘抜き、渋川(錦川の支流)から鹿野の地に水路を完成させ、田畑は潤い人々の暮らしも楽になったとありました・・・

 

●清流通り沿いの[C]、[D]地点から[E]地点漢陽寺へ●


 清流通りを歩き始めると、右手に立派な「しだれ桜が」目に入ります。桜の季節には、見事な景色になるのでしょう・・・
 (調べてみると・・「弾正糸桜」という樹齢300年のかなり名の知れた桜でした。)
 桜を過ぎるとすぐ右手に[C]地点 龍雲寺の山門が見えます。今回は、参拝はしなかったので、境内の庭園は見学しませんでしたが、清流通りに沿って、とても立派な寺の外庭園があり、心が癒されました。見とれてしまい、写真を撮るのを忘れてし まいました。残念!
 寺を過ぎると左手に、休憩スペースのある長方形の池があります。丸い鉢には、「フジバカマ」が植えられています。時期を過 ぎていたので、花は見られませんでしたが、10月下旬頃まで花には、「アサギマダラ」という蝶が飛来するスポットとなっているとのことです。
 

 

 池を過ぎるとすぐ、「女子道」と書かれた石碑が目に留まりました。右手奥に、二所山田神社が見えていました。左手階段下には二所山田神社の鳥居があります。清流通りは、参道を横切っている様です。木々に囲まれた気持ちの良い参道を通り、 二所山田神社に参拝しました。銀杏や楓の色づく木々があったので、もう少し季節が進むとここも紅葉がきれいなのでしょう。
 ちなみに、この神社境内には「女子道社」があり、全国のおみくじの約6割を製造しているそうです。身近なところに驚く事実があるものですね。
 神社を出て少し歩くと、左手に車10台程の駐車場、休憩用の東屋とトイレがありました。

   右手には、アーチ状の橋の近くに水車小屋があります。小屋の側には種田山頭火の句碑が立っていました。“へうへうとして 水を味ふ”という句が書かれているようです。
 伝聞に寄れば昭和8年鹿野に立ち寄る道すがら書かれた短冊の字体を模したものだそうです。
 小屋の側には、もう一つ「自由律俳人種田山頭火夫婦の苑」の石柱がありました。山頭火の妻は、高瀬(周南市)の出身とのことで、偲んで立てられたのでしょうか・・・・

 少し歩くと、左手に“筝曲筑紫会初代宗家 筑紫 歌都子 生誕の地“と書かれた石碑がある公園がありました。よく整備された気持ちのいいリフレッシュエリアでした。
 公園を過ぎると、右手にパーゴラと水場のある休憩所があり、家族連れが気持ちよさそうに水遊びをしていました。
 休憩所を過ぎると、すぐ正面に漢陽寺の白壁が見えます。
 
 白壁沿いに漢陽寺の山門を目指します。
 白壁が切れた所で、右手に「鹿苑山漢陽寺(ろくおんざんかんようじ)」と彫られた石柱から長い参道が続き、重厚な造りの山門を見る事が出来ました。
 漢陽寺は、庭園の美しさで有名なお寺ですが、今回は、ウオーキングの取材なので、時間をとって、後日観覧することにしました。

 

●消防署、交番を通って[G]鹿野薬師に向かいます●


 参道を下ると、鹿野総合支所に繋がる中央線の無い細い道に出ます。右折するとすぐに片側一車線の道に出るので、左折します。最初の角を右折し、右手に田園があるのどかな風景が広がる道をカーブミラーのある十字路まで歩き左折します。

 

 少し歩くとすぐ、またカーブミラーのある十字路があるので、右折します。左手前方に消防署の電波塔のようなものが見えます。
 消防車庫を左手に見て左折し、消防署正面の道を真っすぐ進むと右手に交番のある交差点があります。ここを右折しても「コアプラザかの」に戻ることが出来ますが、今回は、「鹿野薬師」を目指しもう少し直進し、道がカーブしている場所の分かれ道で、細い道に進みます。

 
 少し歩き、丁字路を右折すると、左手に「鹿野薬師」の案内板があり、向かいにお堂が見えたので、上がってみました。
 「周南市指定文化財薬師如来」の看板は確認できましたが、拝見することは出来ませんでした。

 

●出発地点のコアプラザかの へ●

 鹿野薬師のお堂の裏手に回ると、裏道に繋がっていました。
 学校給食センターの裏道を直進して、「コアプラザかの」に向かいます。

 

● 取 材 後 記●

 今回取材した、清流通りは、秋には紅葉、春には桜等四季折々の自然が楽しめるコースです。
 今年の秋はいつもの秋より暖かく、取材日も少し歩くと半袖になりたくなるような陽気でした。そのためか、木々の色づきは例年より遅いようです。すばらしい紅葉を観賞出来なかったのは残念でしたが、約600mの通りは、水のせせらぎ、寺、神社の佇まい、木々の美しさ、そして鹿野地区の文化・史跡・・・・本当に癒される散策コースでした。
   

 

   

 

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