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高齢者の食生活意識調査C

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高齢者の食生活意識調査

A.調査の概要
B.調査結果の概要(全体)
C.調査結果の概要(満足度別)
D.まとめ
E.調査結果の概要(市・町村別)
F.調査結果の概要(地域別)
G.数値表

C.調査結果の概要(満足度別)

○満足度分類

問2「あなたは、日頃の食事に満足していますか」の回答別で、下記のように満足群、非満足群の2グループに分類した。

  件数
非常に満足 465
まあ満足 1485
やや不満 68
不満
どちらでもない 38
無回答 122
合計 2185
 
  件数
満足度 1950
非満足度 113
合計 2063

○データの処理方法

「満足群」「非満足群」の2グループ間での差異については、χ2検定により、検討した。検定の結果、有意差のあったものについては、下記のとおり図中に示した。
「 **P<0.01」・・・・・・1%水準
「***P<0.001」・・・・・・0.1%水準

1.調査回答者の属性

(1)性別

非満足群、満足群で、性別による差はみられなかった。

図24:満足度別 性別割合

(2)年代別

非満足群、満足群で、年代による差はみられなかった。

図25:満足度別 年代割合

(3)家族形態

非満足群で、「一人暮らし(33.9%)」の割合が高く、満足群で「夫婦のみ(46.0%)」の割合が高かった。

図26:満足度別 家族形態割合

(4)疾病の状況

何らかの疾病に罹患している者の割合は、非満足群(55.8%)、満足群(47.2%)で非満足群でやや高かった。

図27:満足度別 疾病の有無

2.調査結果

(1)食事と健康に対する意識

「健康のために食事に気をつけている」と回答した者の割合は、非満足群(68.5%)、満足群(82.8%)で非満足群で低かった。

図28:満足度別 食事と健康の意識

(2)食事準備

非満足群で「自分で作る(55.0%)」の割合が高く、満足群で「配偶者がつくる(39.9%)」の割合が高かった。

図29:満足度別 食事準備

(3)食事時の状況

「いつも誰かと一緒」「1日1回は一緒」「ほとんど1人」と、誰かと一緒に食事を食べる機会が減ると共に、非満足群の割合が(3.7%、8.6%、11.2%)と高くなり、有意な差があった。

図30:食事状況と満足度

(4)食事時間の満足度

食事時間を不満と感じる程度が強くなると共に、非満足群の割合が(3.3%、6.4%、28.6%、40.0%)と高くなる。

図31:食事時間と満足度

(5)疾病による食事制限の有無

非満足群で、食事制限が「ある(30.4%)」の割合が高く、有意な差があった。

図32:満足度別 食事制限別割合

(6)歯の状況

「何でも噛める」「噛みづらいものもある」「噛めない」の順で、非満足群の割合が(2.9%、6.9%、17.6%)と高くなり、有意な差があった。

図33:歯の状況と満足度

(7)食事サービスの利用状況

「ほとんど毎日」から「利用しない」へと、利用頻度が少なくなるほど、非満足群の割合(10.3%、9.2%、5.8%、3.8%)が低くなり、有意な差があった。

図34:食事サービスの利用状況と満足度

(8)食品入手時の不便の有無

非満足群で、食品入手に不便が「ある(15.6%)」と回答した者の割合が高く、有意な差があった。

図35:満足度別 食品入手不便の有無別割合

(9)食費に対する意識

満足群で「十分お金をかけてもいい(60.8%)」の割合が高かった。

図36:満足度別 食費の意識別割合

(10)運動の状況

非満足群、満足群で、運動の実施状況別による差はみられなかった。

図37:運動の状況と満足度

(11)睡眠の状況

非満足群で「まあ眠れる(58.4%)」の割合が高く、満足群で「よく眠れる(48.7%)」の割合が高かった。

図38:満足度別 睡眠の状況別割合

(12)趣味の有無

満足群で、趣味を「持っている(78,7%)」の割合が高く、有意な差があった。

図39:満足度別 趣味の有無別割合

(13)生きがいの有無

満足群で、生きがいを「持っている(83.3%)」の割合が高く、有意な差があった。

図40:満足度別 生きがいの有無別割合

(14)食品の摂取状況

満足群で、「10食品グループ以上摂取した者(72.4%)」の割合が高く、有意な差があった。

図41:満足度別 食品グループ別摂取割合